【遠征プラン4】IRONMAN 70.3 DAVAO PHILIPPINES

遠征プラン for TRIs

World Triathlon Corporation主催の「IRONMAN 70.3 DAVAO PHILIPPINES」の遠征プランを立ててみました。

Official HP
IRONMAN 70.3 Davao PHILIPPINES

IRONMAN 70.3 DAVAO PHILIPPINESとは

Ironman 703 Davao [2018] Race Highlights

毎年3月にフィリピンの「ダバオ(Davao)」で開催されているミドルディスタンストライアスロンのレースで、年後半に開催されている「IRONMAN 70.3 World Championship」の予選会の一つです(開催地は年によって変わります)。

距離は「スイム:1.9km、バイク:90.1km、ラン:21.1km」。

2020年大会については当初、3月22日(日)に開催される予定でしたが、COVID-19の世界的パンデミックによって、延期(Postponed)となり5月10日(日)になりました。しかし、再々延期となり、2021年3月21日(日)となっております。

開催地・フィリピン ダバオ (Davao)

場所

フィリピンってどこ?

フィリピンは東南アジアに位置する国で、首都はマニラです。

公用語は英語もしくはフィリピノ語(タガログ語)。

ダバオ

ダバオは首都マニラから南南東に約1,200kmに位置し、マニラ、セブに次ぐフィリピン第3位の都市でです。人口は約145万人。

年間平均気温、水温

by NOAA.

フィリピンは常夏なので、年中暑いんですが、3月の最高・最低気温は「32℃/23℃」と、年間で最も暑くなります。

水温

by seatemperature.org

3月の水温は「27.6-28.9℃」です。
市民プールや民間プールとさほど変わらない水温で、スイムパートではウエットスーツが禁止です。スイムスキンはOKです。

私が唯一持っているスイムスキンはこれの2017年モデルです。

Valor Speedsuit 2018
The Valor Speedsuit is designed for non-wetsuit swims like the Ironman World Championship and the Xterra World Championship. When a wetsuit is not legal and you...

最新のモデルはないし、ひょっとするとディスコンかもしれません。

良いか悪いかはよく分からないです(これしか着たことがないため)。
一般的にスイススキンは、トライスーツのような伸縮性はありませんし、素材自体はかなり硬いです。ウエットスーツのように身体が浮くわけではないし、正直なところ「着なくても良いんじゃないかな・・・」とすら思います。

なお、サイズはサイズガイド(SPEEDSUIT suit Fit Tips)の説明を見ながら買えば大丈夫です。
そういえば、IRONMAN World Championship(コナ)でエリート選手も着ていました。ロングだと着る価値も出てくるんでしょうか。

通貨

フィリピンの通貨は「通貨はフィリピン・ペソ(PHP)」です。

(参考)日本円・フィリピンペソ

基本的な支払いはクレジットカード (VISAもしくはMaster)にしておき、現地でキャッシュが必要となった場合は、現地ATMにてクレジットカードのキャッシングで現地通貨をゲットしたほうがお得です。

現地のマネーチェンジャーで日本円からフィリピン・ペソへの両替も可能ですし、日本の空港でも両替はしてくれます。

最寄り空港

フランシスコ・バンゴイ国際空港(ダバオ国際空港)(DVO)

レース会場の最寄りとなる空港は「フランシスコ・バンゴイ国際空港(ダバオ国際空港)(DVO)」です。

国内線に加えて、香港やシンガポール、そして日本への国際線フライトもあります。

レース会場がある「Azuela Cove」から北に約3kmの所にある空港です。

レース会場

レース会場となる場所をピックアップしました。

この丸印のところがレースのメイン会場「Azuela Cove」です。
主に「大会本部(Race Office)、受付(Registration)、Expo、カーボパーティー」などがこの場所となります。

コースマップ

私は現地の宿を決める際、コースマップをよく見ます。

「スイム会場から近いか、もしくはアクセスが良いか」、「フィニッシュエリアから近いか」、「ランの沿道沿いか」などなど、かなり多くの情報が詰まっているためです。

スイム

1.9km/lapのワンウェイコース。
水温が高いため、ウエットスーツは禁止(スイムスキンはOK)となります。

バイク

約90km/lapの往復ワンウェイコース。
高低差マップがギザギザですが、獲得標高自体はそれほどでもなく、コースはフラットだと思われます。海沿いなので、風がそれなりに吹く可能性があります。

ラン

約10.5km/lapを2lap。

一部アップダウン箇所はありますが、概ねフラットコースではあります。暑さとの勝負だと思われます。

宿

ホテル

by Booking.com

レース会場周辺の宿を調べました。
泊まれるところはちょっと少ないかもしれませんので、予約はお早めに。値段にはバラツキがあります。5,000円/泊前後を目安にして取れば良いかと思います。

ちなみに、私はここ「Red Knight Gardens」を取っていました。2,500円/泊くらいでかなりリーズナブルでしたし(但しGeniusの場合)、レース会場からも近くて良い所だと思います。

交通手段

ダバオまで

フィリピン・ダバオまでの「空路」、ダバオからレース会場の「陸路」に分けました。

空路

国際線でフィリピン入りします。
日本とフィリピンには直行便がありますし、ダバオへの直行便もあります。

フィリピン航空(直航便)

フィリピン航空
フィリピン航空へようこそ

直行便がある「フィリピン航空」についてです。

成田発、セブ発ともに2便/日あります。※2020年4月時点

エアチケットのお値段も割とお安いです。

バイクシッピングについて

結論から言うと、フィリピン航空はバイクシッピングにオーバーチャージがかかります。(2020年4月時点)

フィリピン航空のホームページの掲載は分かり難いんですが、読み解いていくと「費用がかかる」と分かります。

寸法・重量規定

アジア
Baggage Allowance and Fees

エコノミークラスの重量規制は25kg(プレミアムエコノミー以外)と書いてあるんですが、これは微妙に間違っています。

これだけ見ると、一見オーバーチャージは取らなそうな雰囲気があるんですが。。。

https://www.philippineairlines.com/ja-jp/~/media/files/fba%20ir/fba_ir_effective_06oct19.pdf?la=ja-jp

こちらが最新版(2020年4月時点)でした。

無料で預けられる個数は最大で2つ。
2つ合計の寸法は273cm/46kgまでで、1つの最大値は158cm/23kgまで。

では、自転車もこの規定なのかどうか。

残念ながら、先ほどの寸法規定に準拠で無料範囲の寸法は158cmまで。この寸法では残念ながらロードバイク等は出来ませんので、オーバーチャージを払うことになります。

※無料受託手荷物 (FBA)、超過手荷物料金(EBC)

オーバーチャージ

超過手荷物料金について(EBC)
Baggage Allowance and Fees

81インチ(205cm)までで100USドル/片道
81インチ(205cm)超で300USドル/片道。

バイクポーターpro(203cm)なら100USドル(往復200USドル)。それ以外だと300USドル(往復600USドル)です。
フィリピン航空を使うのであれば、頑張ってバイクポーターproにバイクを入れられるスキルを付けるべきです。往復で約4.5万円の差が出ますから。

また、バイクボーターproは確かに203cmですが、袋に入れたり、物を入れ過ぎによってケースがちょっと膨らんだりすると、203cm以上になりますので、チェックインカウンターで「203cmです、ケースにも書いてあるでしょ?」と言い切りましょう。
私はこれで「いやいや…」みたいに言われたことはありません。交渉術は公私でだいぶ鍛えられました。

Di2やeTAPのバッテリーは外して、機内持ち込みして下さい。場合によっては航空会社によって勝手に捨てられます(バッテリーを預けるのはルール違反なので泣き寝入りです)。

セブ・パシフィック航空(トランジットあり)

セブ・パシフィック航空はフィリピンのFCC(格安航空会社)で、エアチケット代はそれなりにリーズナブルな価格です。が、スポーツ用品(バイクシッピング)が別料金。

LCCという事で、エアチケットをキャンセルする時に、若干の難ありでした(Web上では処理出来ず、電話するしかありませんでした)。

エアチケット

セブパシフィック航空で行く場合、マニラ経由でセブ入りとなります。

いくつかフライトがあり、成田空港を20時に出発する夜行便もあるため(セブ到着は翌日の午前)、都合が合うフライトを選ぶと良いと思います。

なお、後述しますが、バイクシッピングは別料金となります。
まず、手荷物を預けるにはその料金を払う必要がありますが、「GO Easy」で買っておきます。(注意:これとは別に更にバイク用料金を払う必要があります。)

バイクシッピングについて

by cebu pacific Special Baggages

特殊手荷物(バイクシッピング)に関する規定は公式HPに掲載されています。

by スポーツ用品について

まずは、この基本的なルール(タイヤの空気を抜く、ペダルを取り外す等)を守ることになります。

Di2やeTAPのバッテリーは外して、機内持ち込みして下さい。場合によっては航空会社によって勝手に捨てられます(バッテリーを預けるのはルール違反なので泣き寝入りです)。

寸法・重量規定およびオーバーチャージ

バイク料金は3,500円/片道で、往復で7,000円となります。

なので、バイクシッピングは総額で約12,500円です。結構高いですが、エアチケット自体が安いので、込み込みでも割と安い部類に入ります。

込み込みの値段は44,660円。
なお、機内食等のオプションを付けると、値段は上がります。

私がエアチケットを取るなら

セブパシフィック航空で(マニラ経由で)行くと思います。
オーバーチャージを含めたエアチケット代が安いからです。

ちなみに私はかつて「羽田→マニラ(JAL)」、「マニラ→セブ、セブ→マニラ→成田(セブパシフィック)」とヘンテコな取り方をしましたが、それはマイレージを使いたかったからでした(羽田→マニラは手数料のみでした)。

セブパシフィック航空は往復で取っても取らなくても、エアチケット代は変わらないため、そういうエアチケットの取り方をしました。

なお、ニノイ・アキノ国際空港の評判はすごぶる悪いです。
この理由の一つは、ターミナル間を移動するのがメチャクチャ大変だからです。航空会社を跨いだトランジットがあった場合、ターミナルを移動しなければならないことがあるんですが、ターミナル間の連絡バスはいつくるのか分からないし、タクシーで移動するにしても、場合によってはボッタクられます。

JALとセブパシフィック航空のターミナルは違いますので、万が一私のようなエアチケットの取り方をした人はご注意を。

レース会場まで

「タクシー」の一択です。
バイクケースを引っ張って歩く距離ではないです(根性で歩けなくはないですが)。

タクシー

空港からレース会場までの距離を測定したところ約6km。
料金は3-6USドル程度です。乗る前に、「200ペソ」と言って、「300ペソ」くらいでハンマープライスしておけば妥当です。個人的にはバイクも載せるし、「400ペソ」でも良いかな・・・と思います。

配車アプリ Grabについて

フィリピンは配車アプリの「Grab」が使えます。Uberじゃありません、Grabです。

「日本でも台数くらいは見れるかな・・・」と思ったら、リージョンが異なると一切見れませんでした。
Grabを使うことで、タクシーを見つける手間もなく、料金交渉もないし、支払いはGrab経由だし、運転手の評価も見れるので、かなりオススメです。ただし、現地でネット接続出来ることが条件です。

※私はシンガポールの電話番号があった時に登録しておきました。私の携帯電話はガラケーなんですが、それだとSMS認証が出来ませんでした。スマホだと日本でも出来るようです。

遠征の日程例

2021年大会(Rescheduled前)を例に遠征日程を考えました。

・1日目(2021年3月18日(木曜日))
日本を出発。

・2日目(2021年3月19日(金曜日))
フィリピン入り。
バイク組み立て。
簡単な試走。
受付。
Expo散策、お買い物。
カーボローディングパーティー。

・3日目(2021年3月20日(土曜日))
競技説明会。
バイクチェックイン。

・4日目(2021年3月21日(日曜日))
レース当日。
アワードセレモニー、ロールダウンセレモニー出席。
片付け。

・5日目(2021年3月22日(月曜日))
帰国日。

2021年は祝日が土曜日になるため、3連休とならないところが厳しいです。

その他(VISA)

特に不要です。

パスポート1つでOKですが、必要に応じて海外旅行保険には入ることを強く推奨します。

プリペイドSIM・SIMフリー端末

フィリピンの対応Band

LTE回線:Band1, 3, 5, 7 ,41
3G(WCDMA)回線:Band1, 5, 8
https://www.frequencycheck.com/countries/philippines

SIMフリー端末はこれらのBandのどれかに対応してしている必要があります。
正確に述べると以下のようになります。

【通信キャリア:Globe】
LTE回線:Band3, 7 ,41
3G(WCDMA)回線:Band1, 8

【通信キャリア:Smart】
LTE回線:Band1, 3, 5
3G(WCDMA)回線:Band1, 5

※GSM(2G)は除く。

プリペイドSIM

アジア圏で使えるプリペイドSIMを入手することができます。

Amazon.co.jp: 《正規日本語版》【ローミングSIM】ミャンマー、ベトナム、タイ、マレーシア、インドネシア、フィリピン、シンガポール他11か国利用可能 8日データ容量3GB プリペイドSIM: 家電・カメラ
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かなりお世話になっているプリペイドSIMです。
このプリペイドSIMがGlobeとSmartのどちらにローミングするのかは謎ですが(ひょっとしたら両方かもしれない)、とりあえず使えます。

また、ダバオの空港内でもプリペイドSIMは買えそうです。

How to get a SIM card at Davao International Airport | The Travel Brief
Having a SIM card can make your travels so much more convenient, especially in Davao where you can use your phone to get a cheap Grab taxi to get around everyw...

4GBまでで350PHPなので、ちょっとでも安価に済ませたいのであれば、現地で入手するのも手ではあります。(私ならあらかじめAmazonで購入しておきます)

SIMフリー端末

SIMフリー端末は「対応バンドが多いこと」を基準に選ぶと良いです。
そうすれば、圏外になるケースは抑えられますし、「(電波をキャッチ出来ずに)通信できない」といったトラブルも回避出来ます。ファーウェイを買っておけば(但しGoogle Playが使えるP30系まで)、間違いはないです。

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ファーウェイに抵抗があるならば、モトローラでも良いかな・・・と。

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※モトローラブランドのスマートフォンはLenovoが作っています。

また、jetfonで対応するのも手です(ちょっと割高)

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私はP6を持っていますが、アプリの起動が遅く、動作がモッサリします。これをテザリングにして、WiFiルーター的に使うのが良いかな、と思いました。

概算費用

エントリー代:約32,000円 (手数料込み)
エアチケット代(往復):約45,000円 (バイクシッピング込)
宿代:約12,000円(3泊分)
現地交通費:約2,000円(空港-宿の往復分)
現地食事代等:約12,000円(3,000円/日、4日分)
その他(SIM、保険代等):約5,000円

総額:約108,000円

ざっくり概算です。
エアチケット代や現地食事代はもっと安くなる可能性があり、100,000円を切る値段に挑戦することも可能かもしれません。アジア圏の遠征としては妥当か少々安いと思います。

あとがき

今回はフィリピンの「IRONMAN 70.3 DAVAO PHILIPPINES」を取り上げました。

私は2020年大会に出場しようとし、エントリーもエアチケットも宿もすべて手配済みでした(従って、2020年大会のスタートリストには私の名前が掲載されております)。しかしながら、COVID-19の影響により、2020年に開催されることは無くなりました。

3月中旬は(土日祝日を合わせて)3連休になりやすく、日本から参加する人にとっては行きやすい場所だと思うんですが、あまり日本人選手も多くなさそうでした。

カーボローディングパーティーもあるし、コースはワンウェイメインでランは2lapsだし、時差もないし、ダバオ国際空港からレース会場へのアクセスも良いし、英語も通じるので、個人的にはオススメだったりします。

暑さに強ければ、70.3 WCHのスロットも取りやすいと思われます。狙いたい方は是非。

注意:ここに掲載されている内容については、あくまで参考としてお考えください。私自身の遠征も「あちゃー…(行ったら想定外だった)」ということもしばしばあるため、内容については保証はしません。

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